NY記
現在、世のリーマンに混じりながら関西・新大阪へ邁進中。何をしているのか自分でも理解に苦しむ所存でございまして、指定席とはいえ窮屈の1点張り。反吐出まくり。なぁーにが研修だブァカ野郎と誰かしらのケツを蹴り上げたくてワナワナしている最中です。仕方ないからPhil Collinsを聴きながら文字を打ち込んでます。只今、京都に入りました。
3/23
卒業式。夜は新代田でロストエイジとザッゼンボーイズを観る。ゴリゴリ。
3/24
K音卒パに向かい2次会まで参加の後帰宅。荷造りに意外と手間がかかる。
3/25(NYの時間で)
まず荷物を置いた後チェルシーへ向かう。この辺はスパニッシュな雰囲気が漂っている。父が前住んでたアパートがまだあったり、確か市原で見かけたスピーカーが楽器屋で安く売られてたり。Moscotで眼鏡を見たりAcademy Recordsで音源を物色した後、ホテルへ戻る。夜はホテル裏のコリアンBBQで肉を焼いた。あのテイストをたまに摂取したくなるがなかなか日本で見かける事が少ない。夜になるとヤニクラが無くなった。
やはり夜は寒い。
3/26
確かロックフェラーの駅近の壁画
チャイナタウン、場外馬券場(閉鎖済み)
久々にhghryさんと再会。飲茶を食べその後歩いてリトルイタリーへ出向きスイーツを食べる。
(2016/4/5 9:29記。大阪に着いたので研修中に暇を見つけて以降を記す。)
その後、父がホテルに戻りhghryさんと2人でチェルシーへ向けて歩き出す。SoHoを抜けてユニオンスクエアに着。お互いトイレに行きたいという訳で、学校に行こうとそこからhghryさんが通う学校へ。チェルシーのMoscotの向かいにあるその一角のビルに入ると、かなりの年季を感じるエレベーター。中は日本のスタジオとは程遠く、それでも様々な部屋から聞こえてくるジャジーな音はどれも素晴らしかった。壁に貼ってある非常勤講師一覧にウッテンとジャコパス息子の写真があって「とんでもない所だな」とふと思う。
入り口でhghryさんと地元のジャズ新聞を読んでいると日本人2人がこちらに来た。どうやらクラスメイトのようで1人の女の子は僕と同い年のドラマー、もう1人は30手前の男性。話を聞くと彼は新宿の超有名ライブハウスの元PAさん。まさかNYでboAzの話をするとは思わなんだ。折角なのでと言うわけで何故か36thに戻りジャパニーズスタイル居酒屋へ。激混みの挙句、その店の真横のコリアン料理屋へ。お気付きだと思うがコリアン料理は2日連続。さらに笑えるのが昨日食べた店の真横という点。AM2:00頃まで様々な話をした。ホテルはその裏なのでまたいつかという事で一行との別れ、hghryさんはブルックリンへ。終電が無いのが治安的に良いのか悪いのか。本当に感謝でありました。(ほぼ10年ぶりに生ユッケを食べた。日本には無いから。やっぱ美味い。) 部屋に戻りすぐに気を失う。
3/27
10時頃まで寝ており猛反省。この日は前から行くと決めていたMoMAへ。入り口で念の為学生証出したら10ドルくらい値引きをされてアがる。
(Andy Warholのキャンベル)
(ゴッホ)
恥ずかしいくらい芸術作品には疎いですが流石に知ってるし見た事あるわみたいな作品盛り沢山。変に有名所行くより良いんじゃないかね。大満足でした。写真OK。
高ぶってしまい、ショップでトートバッグを購入。
ロッカフェラー近くのピザ屋でプレーンピザ2枚を爆食い。父と別れ、M吉君へのお土産の話を思い出しタイムズスクエアへ。
お目当のneweraを購入し何故か殆ど被りもしない私まで自分用にと購入。これが大変にクール、夏頃までにはどうにか被れるくらい自我を高めて行きたいと心に決める。歩いても良かったけど流石に疲れたので地下鉄でホテルへ帰る。
夜はblue noteにPatti Austinを観に行った。こっちでも55ドル。これが素晴らしく心に来た。
MCが本当に上手く、客を見ながら話す内容を決めているのかアップダウンがあり単純に面白い。何というグルーヴ。また、心に来る素晴らしい声。NYで観ないとここまで感じないんだろうな、と感心しっぱなし。幸せでした。
明日から父は会社へ行くので1人の時間が増える、と胸を躍らせながら就寝。
3/28
朝、父と飯を食べる。父は会社に行き部屋に1人。10分ぐらい寛ぎ、漸く覚悟を決める。36thから恐らくCのsubwayに乗りup townを目指す。81streetあたりから周りの乗客が殆ど黒人になり始める。
漸く到着。ずっと来たかった125streetの駅は特に普通の駅と変わりは無いものの僕の目には本当に特別な存在に感じた。
早速良い具合。
変に周りからの話で意識し過ぎた気もするが、道を歩いている人の9割はアフリカンアメリカン。1割が自分みたいな白人。白人が歩いているとホッとしてしまう。
早速、飲み物を購入しようとショップへ。ピーチティとM吉君へのお土産のアメスピ購入。IDを見せろと言われ性懲りもなくジャパニーズカーライセンスを掲示。俺はハーレムで何をしているんだと薄々感じる。非常にナイスガイな店員。
アベニューを進んでいくと早速アポロシアターが。
この先には大きな壁画。
この後、腹が減りこっち来てからハンバーガー食べてないなと即座に判断しバーキンへ。ワッパーセットをモグモグ。
更にアベニューを進むと憧れのLenox、Malcolm X。ついにここまで来たかと1人猛感動。
通りに面している教会の作りが何とも素晴らしく雰囲気を醸し出していて勿論BGMはGil Scott-Heron。
Harlem Undergroundという名のTシャツショップがあるという情報を見つける。向かうと、本当にブラックミュージックアーティストのTシャツばかり。店員に接触すると意気投合。即座にGil Scott-HeronのTシャツを勧められ感激のあまりWow!とか言ってしまう。勿論買うと決め、調子に乗ってマイルスのシャツも購入。何故かマイケルのTシャツをゴリ押してこられたが3回程言われた挙句断っていたら彼も諦めてくれた。
彼にHarlemでオススメの場所は無いか?と尋ねるとHarlem Musiumという博物館があるとの事。感謝を伝え向かうと月〜水は休館日。やる気あるのかと思ったがここはHarlem、ご愛嬌。
心が満たされて完全にキマったので駅に戻ろうとラキストを咥え歩いていると髪がピンクな白人のギターを持った少年に話しかけられる。タバコをくれと言われ日本のラキストを差し出した。
俺もギターをやっていると伝えると「本当か!アーティストは誰が好きなんだ?」と言われたので「I like Green Day!」と答えた。「俺も大好きだ!」と言われとりあえずFBで友達になった。この会話がHarlemでの最後の会話だった。因みにあんまよく聴いた事はない。
125thの駅を離れる時は、何処かに出掛けた時の帰りに感じるあの虚しさを遥かに超えるとんでもない寂しさが我が身を襲った。別に何も関係がある土地ではないけどもとんでもなく寂しく名残惜しい。またいつか絶対に来たい。
帰りにセントラルパークへぶらっと行った。天気が良くなって綺麗だった、いつか愛犬連れて散歩すると心に決める。
(common)
夜はパストラミをミッドタウンで食べる。店の前に馬に乗ったNYPDが居た。
3/29
朝食後1人でホテル部屋でうーんとなり、服を買おうとホテル近くのリーバイスへ。昨年より値段は上がっていたが欲しかった形のラインナップを購入。その後SoHoへ行く。ベンシャーマンでとんでもないクリアランスをしていてチノパンとかシャツとか購入。APCは値段変わらず。幾つか眼鏡屋も覗き昼前にホテルへ。
その後、会社の知り合い2人(おばさん×2。台湾1、アメリカ人1。)と会社近くのフレンチでランチ。昨日Harlemに行ったと伝えると大変驚いていて心配される。
ケバブプレート、チョコケーキ、カフェモカを奢られ啜る。
ハグをして別れ、Natural Historyへ。
こちらも学生証割引あり。激アツ。
ホテルへ戻り会社の上層部+父とステーキハウスへ。ひとときのVIPな時間を堪能させて頂いた。ここでも昨日のHarlemの話が出て「Be careful!」と言われる。そういう感じなのだろうか…
スーツ着たままダウンタウンへ向かいblue noteへ。Buster Williams、Lenny Whiteのモダンジャズを観た。これもNYだからこそ加味される感じなのだろうか惚れ惚れするステージだった。(客2.30人だった)
しかしLenny Whiteはもっと叩けていたつもりだったが… ミス多過ぎじゃないだろうか。
荷造りが辛かった。
3/30、31
帰国の日。AM5:30にホテルから1人でハイアーに乗り込みJFKへ。フランス航空のラウンジで2時間ほど羽を伸ばし搭乗。日本に着いたら31日、明日から出社日という現実。お先真っ暗な気分で家に着く。
只今4/15、PM23:00過ぎ。
品川駅を出ました。
NY記、完。